経営者の考え方

経営者の考え方

まだまだ新規に活躍できる場所がある

介護保険タクシーで起業してみよう !!

(1)介護保険タクシー事業会とはどんな会社なのか 

初は神奈川個人タクシー協同組合(神奈川県横浜市)の中の個人タクシーの有志で立ち上げスタートしたのがこの会社の始まりでした。
平成12年(2000年)7月7日のことでした。

現在、私どもの会社は介護保険タクシーを開業する事業者を支援する会社でフランチャイズ事業を展開しています。
介護保険が使える介護保険タクシーをフランチャイズで立ち上げ独立・開業を支援をしている会社は日本広しと云えども唯一当社だけです。

日本で一番最初に介護保険タクシーを始めた草分けは弊社でした。

いわば介護保険タクシーの老舗でもあります。

介護保険タクシーの立ち上げの頃の新聞

私どもの会社沿革をご覧いただきます。
私どもの会社の歴史を見てみますと先ず最初に2000年7月7日に介護タクシーを始めています。
私はその時には個人タクシーでしたので個人タクシーで介護タクシーを始めました。
個人タクシーなので介護付き個人タクシーと名付けました。
そして、西暦2003年つまり平成15年2月24日付けて特定非営利活動法人福祉グループコアラという法人を立ち上げました。
そして2007年平成19年に介護保険タクシーを開始しました。
一番最初に介護タクシーを始めたのですが、介護タクシーを利用するお客様からもっと料金を安く利用できないのかと問われ、介護保険が使える介護保険タクシーに行き着きます。
介護保険タクシーを始めたところお客様が今までの介護タクシーよりも安く利用できるということで多くのお客様が集中して以前よりもお客様が増えました。
そのお客様が集中していくところを見ていた人達が自分も介護保険タクシーの事業を行いたいので教えて欲しいということで会社にやってきました。
少しづつ開業したいという希望者が増えて参りましたので、支援事業ということですのでしっかりとした枠組みを作り事業者を迎えなければならないと思いました。
そしてフランチャイズシステムを取り入れていきます。
フランチャイズシステムを取り入れるにあたっては、契約書の作成や理論武装をするための教材やノウハウ書およびお客様マネジメントやなどのツールも作りました。

加盟する人達は他業種からくる転業組で、この福祉・介護の世界はまったく経験がない素人の方達がほとんどでした。
素人ですから何もかもすべてが分かりません。
また、分らないから何もかもが不安に思うのでしょう。
私どもに来る人達は不安に悩まされていたのです。
不安の原因は自分が経験していないからだと考えられていましたので、運営や営業とサービス、それにプロの介護技術など研修によって経験を積むことを重点にしたプログラムを考えました。
そして、まったくの素人からプロに育てるためにはフランチャイズシステムが一番不安を解消するには合っていましたのでこのフランチャイズシステムを採用しました。
この中で特に不安に思う部分はお客様の集客でもありましょう。
この集客については研修において学び100%本部指導にすることで解決しました。
この集客については、研修を行うことで介護保険の枠の中で行う営業ということで、チラシまきなどをしなくてもお客様を集めることができました。
このことにより事業者は集客の不安から解消されることになります。

私どもは神奈川県横浜市旭区に初めて会社の事務所をつくりました。
最初から予算があまりなかったものですからマンションの一角を利用して事務所にしました。
ここが私どもの最初の事務所でした。
それからスタッフも少しづつ増え事務所が手狭になりましたので横浜西区のランドマークタワー20階リージャスビジネスセンター内にも事務所を作りました。
ここは主にフランチャイズ事業者を対象にした人達を説明する営業所で営業の拠点にしました。
そして、ノウハウも大事ですが、ノウハウを支える介護移送技術も大事ということで箱根芦ノ湖に技術を磨く研修所を建てました。
私どもは介護移送技術についても日本では最高の介護移送技術を伝えたいと思っています。
介護タクシーから介護保険タクシーに事業を切り替えたことで、より多くの事業者を支援することになりました。
今までのフランチャイズで支援した事業者は雄に350組を超えています。
そして今ではさらに介護保険タクシーもバージョンアップしています。
介護保険タクシーは介護保険を使用できるし介護タクシーもできる等の相乗効果があります。
また、障碍者総合支援法により障碍者も保険の対象にできるようになります。
さらに、介護保険外という要望も日増しに多くなりましたので、この介護保険外サービスにも着手し事業に組み入れるなどしました。
そして、最終目的である観光介護タクシーをもできるようにしていきたいので、今、現在は整備中となっています。

(2)経営者はどんな考え方を持っているのか 

介護保険タクシー事業会の代表者 橋本利廣

はもともと個人タクシーのドライバーをしていたのですが、今から10数年前に病院の玄関にタクシーをつけてお客様を待っていたとき、車いすに80歳ぐらいのおじいさんを乗せてやってきたおばあさんに、市内の団地まで行って4階にある自宅まで運んで欲しいと言われ、お断りしたことがあるのです。
当時は運転手の車外での行為には保険が効かなかったため、何かあったときのことが心配でお断りしました。
帰宅後、そのことを家内に話したらひどく叱られまして。
家内は福祉の仕事をしていたものですから、「なぜ助けてあげられなかったのか」と言われました。それ以来、車いすを押しているお年寄りが気になるようになります。
当時はバブルがはじけ、空車のタクシーがあふれはじめていた頃です。九州のメディス社長の木原圭介さんが【介護タクシー】を始められ、全国的に広がりつつありました。
そこで私は図書館などで介護に関係する資格や介護の技術、市場について調べまくったわけです。
すると、ヘルパー2級や介護福祉士などの資格は、入浴や食事介助など「居宅」が中心で、戸外での技術はほとんどないことが分かりました。
それなら「外出介護技術」というものを自ら作ってしまおうと思い立ったのです。
2002年にスウェーデンの会社から車いす乗降装置の付いた車両を取り寄せ、さっそく国内向けに改造して研究を始めました。これは乗用車タイプの助手席にに車いすを装着し出入りが自由にできる装置でした。
翌2003年には、特定非営利活動法人として福祉グループコアラを設立しました。
2004年の介護保険法改正で介護タクシーでも介護保険が使えるようになるので、介護保険についても徹底的に研究しました。
そして、当時「もっと安く利用できないか」という利用者さんの声にこたえる形で、利用料の1割負担で使えるしくみを整備、私が【介護保険タクシー】と命名しました。(商標登録済み)
介護保険が適用される「介護保険タクシー」の全国展開によって、在宅高齢者の暮らしを支える仕組みづくりを目指す特定非営利活動法人福祉グループコアラを設立しました。
そして、現在ではフランチャイズ事業展開を行っています。

(3)経営者として伝えたい事 

が今までもこれからも大事にしたいと思っていることは2点あります。
お客様やご利用者様が求めていることを実現してあげることがなによりも大事なことだと思っています。

現在、お客様が望んでいることはまとめれば2点になります。
それは安い料金とお客様が快適に使えるサービスだと思っています。
先ず、安い料金について申しますと介護保険タクシーは介護保険を使用できるので、現在の介護タクシーと比較しても4分の1という安い料金でサービスを利用できます。
同じサービス内容であればお客様は安い料金で利用したいと思うのは当然でありましょう。
私はこのことを実現するために介護保険タクシーを始めたのはいうまでもありません。
二点目は安い料金だけではなく、病院の送迎など痛い思いをしないて安全に快適にお連れする介護技術だと思います。
提供する側が日々スキルを磨きお客様に利用していただくことが私たちサービスを提供する者の務めだと思っています。
そのために箱根芦ノ湖に介護技術を磨く訓練所を造りました。
ここでは日本でも最高水準の介護技術を学びお客様にお役に立つことができるようになります。

時代が要求しているモノ(何か)を提供するときに成功が約束されると思っています。
ただ、その際には成功を目的とするだけではなく自分が経営者(オーナー)になるということを自覚することも大切です。
経営者(オーナー)とはなにか。何をしなければならないのか。
自分は経営者(オーナー)としての資質があるのだろうか。
サービスを受けるご利用者は、一体、あなたに何を望んでいるのだろうか。
ご利用者からの直球をまっすぐに受け取り、確実に要求を満たしてあげなければ依頼やリピートにつながりません。
私どもは、経営マネジメントや成功のノウハウを学んでから開業することが大切だと考えました。
開業したら今の生活ができるかどうかの不安レベルから一転して事業発展・拡大へと状況が変わります。
その根拠としては、日本の総人口の3人に1人という高齢者の急激な人口の増加によることや
開業希望者(オーナー)を支える効果的なサポート体制と完成された研修制度によります。
介護市場には、多くの企業が参入を始めています。
いわゆる介護や福祉のパイの奪い合いです。
この介護ビジネスに参加しない企業や事業者は、今や、勝ち組に残ることができないとまで云われています。
時代の流れに逆らうことなく、積極的に時代を先取りするには本気で挑戦する熱き情熱や心が必要ではないでしょうか。
「人より早く行動する」 ことで、先行者利益を得られることも成功する要因のひとつかもしれません。

(4)現在どんなお客様から支持されているのか 

画像の説明

在介護保険タクシーを利用されている客様は、地元地域の65歳以上の高齢者と18の疾病を抱えている40歳以上の人達です。
どちらも介護保険を利用できる人達ですが介護保険を利用できない介護保険以外の人達で障がいのある方等障がい者総合支援法で動かせる人達(心臓の脈拍の遅い病気を持った方のペースメーカーや肺気腫での在宅酸素使用者や内部障害である透析患者様など)のお客様からも支持をいただいております。
また介護保険が使えない人達も介護タクシーで動かすことができるのでそちらからも絶大な支持を得ております。
日本の高齢化人口については、2020年には日本の全人口の3分の1にあたる高齢者(65歳以上)であると予想されています。つまり4000万人の人達が65歳以上の高齢者であり、多かれ少なかれ介護保険を利用する人達であり、その高齢者に占める通院の割合が多くなっていることからさらにお客様が増えているのが現状です。
このような土壌があるので、介護保険タクシーはさらなる発展が見込めると思われます。








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